昨夜、Netflixのドキュメンタリー映画、『シークレットラブ: 65年後のカミングアウト』を観ました。
この映画は、2人の90代のおばあちゃん達(テリー・ドナヒューさんとパット・ヘンシェルさん)の72年間に渡るラブストーリーを、ドキュメンタリー映画にしたものです。
Chris Bolan監督は、テリーさんの姪の息子 (Grandnephew) であり、2人の関係のカミングアウトを受け、ドキュメンタリー映画を製作することを決めたそうです。
制作は、アメリカのTVシリーズ『Glee/グリー』などを手掛けたことで知られる Ryan Murphy氏が携わり、テリーさんとパットさんの過去を振り返りながら、2013年~2018年までの5年間を追ったドキュメンタリーとなっています。

『シークレットラブ: 65年後のカミングアウト』を観て考える同性婚の老後
この映画を観終わって…運命の人って本当に存在するんだな…と思えました💘
紛れもなくテリーとパットは出会うべき運命であり、お互いが一生を添い遂げるべき、唯一無二のパートナーでした。
この2人の出会いは1947年にまで遡ります。
今は自由の国と考えられているアメリカでも、この時代は偏見が蔓延る時代でした。
同性愛が犯罪とみなされていたこの時代において、身の危険を感じつつ、それでもお互いの気持ちに嘘をつくことなく、正直に生きるこということがどれだけ大変だったか…💨
劇中で、二人が若い頃に想いを綴った手紙が見つかるのですが、部分的にハサミで切られているんですよね。
姪っ子が理由を聞くと、”この手紙が誰かに見つかった時、名前を切り抜いておかないと同性同士だとバレるから”と。
きっと、異性愛者には想像もつかないような細かな配慮をしつつ、確かな愛を育んでこられたんだと思います…
時折、2人が若かりし頃実際に撮った8mmフィルムが映し出されるのですが、LGBTにとっての暗黒時代に、自分を隠して過ごしていたとは思えないくらい、二人ともとても楽しそうで明るい笑顔なんですよね…それがとっても印象的でした😊🎵
現代の彼女たちは80歳代後半~90歳代前半なのですが、関係性がとっっってもキュートで😍 お互いを想い、信頼し合っているのが伝わってきます🤭
しかし、この2人のドキュメンタリーは、ただラブラブで幸せだった若かりし頃を紹介するためだけのものではありません。
2人の同性カップルが老いてゆく現実をとらえ、また人生の最期を見据えて、二人一緒に老人施設で過ごすための計画を立て実行する様子を紹介しています。
驚愕なのは、アメリカ(シカゴ)の老人施設が1人5,000ドル/月(53万円/月)という現実…😵
*1人プラスだと1,500ドル(16万円)プラスでした💨

私のパートナーBeeが、彼女の母親のためにハワイの老人施設の値段を調べていた時期があったのですが、そこも大体1か月5,000ドルくらいかかるようでした…💦💦
ラッキーなことに、このカップルは金銭面に余裕があったようですが、余裕がないカップルは一体どうすれば良いのか💨
このような現実に降りかかる問題を、このドキュメンタリーで紹介してくれたことに、感謝しています。
漠然とした老後のアイデアは持っていても、まだまだ先のことだからと、深く考えることはあまりないから…😶
私には、老後は絶対に日本に戻る‼ という目標があるのですが、それまでには乗り越えるべき問題が山積みです💦💦
◎日本が同姓結婚を認め
◎Beeが老後日本で暮らす事に同意し
◎2人一緒に施設で過ごせる十分な蓄えを用意する
この3つが揃わないといけません🥺🥺🥺
いつもBeeに今日のブログのお題は?と聞かれるのですが(ほぼ情報系なので、大概つまんなぁいと言われますが…笑)、このドキュメンタリー映画の話をしてたら、そこから自分たちの老後についても少し話せたり…
このドキュメンタリーを通して、改めて私とBeeの老後について考える機会があったのは、良かったと思います🙂
なにより、素敵なカップルの🥰幸せいっぱいな人生を垣間見ることが出来て、本当にほっこりしました😊
私もBeeと一緒に年を重ねるごとに、もっと相手を思いやれる、Sweetなパートナーにならなくちゃ…💦
…出来るかな…😆

そう言えばBeeが、もし『Maoの甥っ子(16歳)に面倒見てもらうなら、彼に英語勉強してもらわないと…』って言ってたんだけど…🙄🙄🙄
勝手か! あんたが日本語勉強しなさい😑💦💦
ぁ…、もう思いやれてないね…😅💨💨💨
テリーさんとパットさんみたいな素敵なカップルになれるよう、がんばりまぁす🎵
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>