COVID-19 の影響でフライトがキャンセルになっているため、現在はまだハワイに戻れていないのですが…💦
戻った時の就職先は一応確保されてる状態なので(現時点では…ですが…😅)、暇なうちにアメリカでの個人年金についてのリサーチをしてみました。
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アメリカの年金:401k、Traditional IRA、Roth IRAとは
アメリカでの資産運用についてリサーチしていると、よく目にするキーワード、”401k” ”IRA” ”Roth IRA” ですが、それぞれの違いを知っておくことは老後のプランを考える上で重要になってくるので、私用の忘備録として残しておきたいと思います。
何回読んでもどっちがどっちだったか🙄 頭の中に入ってこないお年頃なのです...😂💨
401kとは
アメリカで就職活動をしていると、会社のベネフィット(福利厚生)の中に ”401k” と書いてあるのをよく目にするかと思います。
401kとは…
401k(よんまるいちけー、英語: Four o one k)は、アメリカにおいて採用可能な確定拠出型の個人年金制度の一つ。退職所得補償金の積立を目的としており、そのため課税上の特典が与えられている。名前は1978年米国内国歳入法(Internal Revenue Code of 1978)の条項名(401(k))にちなむ。
引用元:ウィキペディア
と説明されています。
給料の中から自己拠出額と会社からもらえる額(マッチング)の合計を、会社指定の運用会社の元、退職時まで(~59.5歳)投資信託や債券などで運用するものです。
流れとしては、給料から自分が設定した金額が個人の401k口座へ天引きされ、その設定額に会社既定のマッチング率・額が(給料とは別に)、直接会社から従業員の401k口座へ入るようです。
例えば...
年収60,000ドル、マッチング率: 自己拠出額の50%を年収の5%を上限としての場合...
マッチング上限は3,000ドル (60,000ドルx5%)ですが、
自己拠出額を 5,000ドル/年に設定すると
マッチング額: 2,500ドル (5,000ドルx50%)
となります。
せっかく会社が上限3,000ドルまで給料とは別にあげますよ♪と言ってくれているのに、これを断る理由はないと思います😏
なので、自己拠出額が負担でなければ、会社から最大限のマッチングを受けることをお勧めします。
先ほどのマッチング条件で
自己拠出額を 6,000ドル/年に設定すると
マッチング額: 3,000ドル (6,000ドルx50%)
になるので、会社から上限の3,000ドルの金額がもらえます👍
この401kという仕組みは、給与から拠出した分➕会社からのマッチングを59.5歳までは401k口座から引き出せないようになっており(引き出すと10%のペナルティ💦)、59.5歳以降は、老後の資金として自由に引き出せるようになります♬
実際に本当にお得なのか、考えつく利点を挙げてみました。
✅課税の繰り延べが出来るため、その分で複利効果がある
拠出中は自己拠出額と会社のマッチング額に所得税はかからないので(連邦の所得税と州の所得税)、その分多めに資産運用でき、利子などの複利効果を期待できます。
*税金を払うのは、59.5歳以降の資金を受け取る時になります。
✅積み立て上限額が他の個人年金制度よりも高い
2020年の積み立て上限は19,000ドル、50歳以上は25,000ドル(+6,000ドル)で、より高い額を運用できる。
*毎年上限額はアメリカの税法で決定されます。
✅資金の引き出し時には、拠出中の時よりも税率が下がってる可能性がある
拠出中に繰り延べられる所得税率は、就労中はおそらく高めで、退職後(引き出し時)は所得が低くなるので、支払う税率も低くなる可能性があります。
もちろん退職後、家賃収入などで現役時代の収入を超える方もいらっしゃるのでしょうが、私たちの場合、その心配はないようです...🙄💨
*ただ、将来的に国のお財布事情によって税率が上がる可能性は、考慮するべきではあると思います💦
✅会社からのマッチングはベネフィット(福利厚生)
マッチングは会社から与えられるボーナスのようなものです😍 無駄なくいただいて🎵資産を増やすのに役立てたいですよね🤗
✅転職時、新しい会社の401k口座 or 個人IRA口座にロールオーバー(資金移動)が可能
転職にも対応できる点は安心ですね。人生何があるかわかりませんから😅💦
これらは401kの利点ですが、いくつか注意点も見つけました。
◎会社によっては選択できる投資プランは限定的で、手数料にもバラつきがある
◎会社のベスト(vest=所有の移転)のルールに従い、マッチング額が自分の所有権になるのに時差がある場合がある
上の2点は、あくまでも注意点なので、実際に働き始めたらこれらの条件などを確認しつつ、ベストな401kの活用方法を探っていきたいと思っています🙂
401kの他に、アメリカで代表される個人年金制度には IRA(Individual Retirement Account)という個人退職口座があります。
IRA(Individual Retirement Account)とは
IRA(あいら、Individual Retirement Account、個人退職口座)は、アメリカの個人年金制度の一つで、税制上の特典がある。
引用元:ウィキペディア
IRAは401kと違い雇用主からのマッチングはなく、個人で給料から拠出し口座に積み立てていくプランですが、あくまでも積立金は給料から拠出するという条件になっています。
*個人の資産は運用に使えません😔
IRAは、401kと比べると
✅好きな証券会社・投資銀行が運用するIRA口座を選べる
✅401kよりも多様な投資プランを選択できる
✅401kより投資できる積み立て上限が低い *2020年の上限額は6,000ドル、50歳以上は7,000ドル(✚1,000ドル)
などの特徴があります。
IRAにはいくつか種類がありますが、今回はその中でも特にメジャーである Traditional IRAとRoth IRAの違いについて説明します。
Traditional IRAとRoth IRAの違い
Traditional と Rothの違いは、大まかには下の表のようになっています。
積み立て時の課税 | 積み立て上限額** | 資金引き出し時の課税 | |
Traditional IRA | 課税なし(所得税控除アリ) | 6,000ドル、50歳以上は7,000ドル | 元金・利子に課税あり |
Roth IRA* | 課税あり(所得税控除ナシ) | 6,000ドル、50歳以上は7,000ドル | 元金・利子に課税なし*** |
*高年収の場合(2020年は独身者の年収が139,000ドル以上、夫婦合算の年収が206,000ドル以上)は、Roth IRAの対象外。
**積み立て上限額は、Traditional とRoth 2つの口座の合計額。
***資金引き出し時の利子の非課税には、積立期間5年以上、59.5歳以上などの条件アリ
この2つの違いによる差は、個々の年収や環境・状況によっても変わってくるので、絶対こっちが良い!とは言い切れないのですが、所得税率が関係してくるので、一般的には、現役時の方が退職時よりも収入が上回るのであればTraditional IRA、退職後の方が現役時より収入が上回る場合はRoth IRAがお勧め、という考え方もあるようです。
Traditional とRoth 両方の口座を持つこともできるのですが、私の場合は管理が面倒なのと🙄 拠出できる資金もそんなにないと思うので💨 IRA口座は1つに絞るつもりです。
現役時の年収が退職後の年収を超えることはおそらくないとは思うのですが…😅
今の時点では、Roth IRAの方に惹かれています。
理由としては、非課税で運用利子を受け取れるRoth IRAの方が、お得に利子を増やせるんじゃないか、と思っているからです。
しかし、課税繰り延べによる複利効果も考慮すると...う~ん🤔
悩むところですが💦
まぁ…素人の考えてることなので、この悩み自体が正解かは謎です…いや、たぶん不正解かも…🤣💨
*このTRADITIONAL とROTH の違いついては、どっちがお得かを別記事でシュミレーションしてみました。
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まとめ:アメリカの個人年金制度
今回は、アメリカ在住であれば知っていた方が良い、401k、Traditional IRA、Roth IRAというアメリカでメジャーな個人年金制度の種類とその特徴について調べてみました。
3つとも違う特徴や利点を持っていますが、どれも豊かなリタイア生活の手助けをしてくれるはずなので、無理なく、かつ賢く運用していきましょう♪
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>