おススメのLGBT青春映画2本立て
今回は、最近観た明るく前向きなLGTB青春映画でも、特におすすめ出来る2本をご紹介します。
個人的には、ぜひ思春期で同性愛当事者の皆さんに観ていただけたら、前向きな気持ちになれるんじゃないかなぁ、と思います🎵
Love、サイモン 17歳の告白 (原題:Love, Simon)
常々、パートナーBeeと映画の趣味が全く合わず…同じ映画を気に入ることがめったにない💨と言っていますが😅
この映画は、珍しく2人とも観終わって面白かった!と思えた映画です。ちょっと泣いたりもしちゃったりして💦💦
- あらすじ
ジョージア州アトランタに住む高校生サイモンは、幸せな家族と信頼できる友人らに囲まれ、パッと見、なんの不自由もない高校生活をエンジョイしていました。
しかし、1つの真実、自分が同性愛者であるということだけは、カミングアウトする勇気もチャンスもないまま、異性愛者として過ごす日々でした。
そんな時、SNS上に同じ高校に通うブルーというハンドルネームのゲイの男の子がいると知り、早速自分もジャックというハンドルネームでブルーにメッセージを送ります。
そこからメッセージを交わすうちに、お互いに誰なのかは分からないまま文面で心を通わせていく2人。
幼馴染との関係性や同級生からの妨害が入りつつも、人を好きになるという感情を持ったことで、サイモンが自分自身の気持ちに嘘をつかず、真っすぐに生きようと決意し、また、その思いを家族や友達が温かく受け入れ応援する、という清々しい青春映画でした🎵
- 感想
サイモンがブルーからの返信メッセージをドキドキしながら待ってる様子や、どの子だろう?!と詮索していちいち想像する様子、また親にカミングアウトする場面など、同じ同性愛者として私も似たような経験があるので…(笑) かっなり共感持てました😊👍
やっぱり当事者目線で言うと、家族にカミングアウトする話とかは涙腺弱いです💦
特にこの映画のサイモンの家族は理解があるから、両親が同性愛を理解しようとする努力や葛藤が…😭
あたしだけじゃなく、パートナーも珍しく泣いてたしっ💦
仲良しな家族ほど、親側も子供側も同性愛という事実に対して、どうお互いを傷つけないように対処すべきか、手探りなんですよね…💨
また、ただのカミングアウトの映画ではなく、誰がブルーか探せ?!的なドキドキ感もあり、最後まで全く飽きることなく、楽しく観ることができました。
ブルーの正体もへぇ~😮だったし…😉
サイモン役のNick Robinsonさんは、ジュラシックパークの続編、ジュラシックワールドに出演していたお兄ちゃんだったみたいです。
爽やかな演技が良かったです😊😊😊
アレックス・ストレンジラブ (原題:Alex, Strangelove)
- あらすじ
動物オタクのアレックスは、自分のオタクな話を理解してくれる転校生クレアとすぐに意気投合し、大親友同士になります。
ある日、クレアが落ち込んでいるのをアレックスが慰めている時に、その場の雰囲気でキスを交わしてしまいます。
お互い大好き同士でその行為を否定する理由が特にないので、じゃ、とりあえず付き合う?という流れになるのですが、恋人としての関係はその後発展しないまま。
クレアからより深い関係を求められ、アレックスも快く同意するのですが、それに完全に答えられない気持ちが心の奥にあり…
そんな時にパーティーで出会った同性愛を公言している年上のエリオットに、アレックスは惹かれていきます。
親友として大事な存在のクレアを思う気持ちと、クレアに対してのとは違うエリオットへの感情の間で葛藤するアレックスが自分を見つめなおす、コメディ色強めの青春映画です。
- 感想
同性愛者であったら誰でも経験するような、思春期の葛藤をうまく描いてあると思います。
自分が同性愛者かも?という疑問を、気づかないふりする…
とりあえず、異性と付き合ったら…関係を持ったら…治るかもしれない⁉という淡い期待をする…
安心してください… 治りません🤣🤣🤣
いや💦💦 少なくとも私の場合は…ですが…😅💨
主人公アレックスも、幼少時代からうすうす気づいていた自分自身のアイデンティティを、無視していたんですよね。
その方が気持ちも楽だし、波風たたないから無難ですよね。
でも、エリオットに惹かれてしまう自分の感情には嘘をつけないんですよねぇ…。えぇ、わかりますよ、すごく…😭💨
この映画のような思春期の葛藤は、最終的には自分自身で体験し、感じないと答えは発見できないので、当事者の皆さんはどんどん色んな恋愛に挑戦して、素敵な出会いをしていただきたいものです💗💗💗 ←誰目線???(笑)
この映画の製作には、『メリーに首ったけ』などで知られるコメディ俳優のベン・スティラーが携わっているようで、アレックスと男友達との絡みがかなりツボりました。
男友達、口は悪いんですが、アレックスが同性愛者だとカミングアウトしても自然に受け止めてるんですよね。
そういう自然な描き方はとても好感が持てます😊
主人公アレックスを演じたのは、カナダ出身の俳優Daniel Dohenyさん。
アレックスの大親友として彼を支えるクレアを演じたのは、アメリカ出身の俳優Madeline Weinsteinさん。
主人公アレックスを魅了するエリオットを演じたのは、アメリカ出身の俳優Antonio Marzialeさん。

おススメのLGBT青春映画2本立て まとめ
今回は、同性愛当事者である私がお勧めする👍 前向きになれるLGBT青春映画『Love、サイモン 17歳の告白』と『アレックス・ストレンジラブ』の2本をご紹介しました。
日本では、まだまだ学校でカミングアウトなどは難しいのかもしれませんが😅
こういったLGBTを前向きに捉えた作品が世に出てくることによって、今後社会の認識が良い方向に変わっていくことを願っています。
このように人に勇気を与えるような映画を通して、たくさんの人の毎日が希望溢れるものになりますように…😇😇😇
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>