前回、Netflixで見れるLGBTQ映画(特にL映画)をご紹介しましたが、日本のNetflixではL映画のセレクションが限られているため、最近はG映画を鑑賞しています😊
どれもなかなか良い作品ばかりだったので、今回もその中から特に印象に残った映画をご紹介したいと思います🎵

NetflixでLGBTQ映画鑑賞 (G編)
NetflixでLGBTQ映画を検索する場合は…
https://www.netflix.com/browse/genre/XXX
のXXX部分にLGBTQ関連のコードである 500 or 5977 (ちなみにLのみのコードは72141)
を入力することにより、簡単に特定ジャンルを見つけやすくできます👍
JONAS/ジョナス (原題:I AM JONAS)
私は通常、特定の観たい映画がない場合は、まず映画の表紙で選ぶのですが…
この作品も、表紙を見てカッコ良い男の子たちの爽やかな青春映画?くらいに思っていました。
ところがっ💨💨💨
そうです、これはフランス映画…💡
そんな軽く見れる、シンプルな映画ではありませんでした😅💦
あらすじ
30代のジョナスは、ゲイバーでの暴力沙汰で警察に連行され、同棲中の恋人には度重なる浮気で愛想をつかされ、と、どこか自暴自棄な生活を送っています。
その荒れた現在の私生活と同時に、彼の学生時代の記憶も交互に映し出されます。
彼が15歳の時、クラスにナタンという転校生がやってきます。 人懐っこく小悪魔的な魅力を持つ彼に、ジョナスはどんどん引き込まれていき、2人はすぐに打ち解け合います。
2人でナタンの家にお泊りし、夜は映画を観に行く約束もしていたはずなのに…
現在のすさんだ生活を送るジョナスにナタンの影はなく、今もあるのは大事にしているナタンにもらったゲームボーイ…
そして、ジョナスが執着している若い男の姿…
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まったく先が読めない構成になっていたので、最後の最後まで、なぜの嵐(ナタンどこ?若い男だれ?荒れてるのなぜ?)が収まりませんでした💨
が…
すべてが判明した時には…結構な衝撃で…
えぇ~?!😱😱😱 ってなりました…(ラストの30分はLGBTQ映画を超えてます😑)
単純に、美男カポーの青春映画💕を観よう🎵と思ってた私には、ジャンル違いだっただけで💦
作品自体はすごく完成度が高いと思いました!
実際に余韻?というか、モヤモヤ感しば~らく続きましたし…🙄
最後の結末を知ると、好青年だったジョナスが自暴自棄な人生を送ることになった理由も理解できます。
15歳の少年が抱えるには、あまりにも重い事実…
ナタンはきっとジョナスの心の中にずっと居続けるんだろうなぁ…
モヤモヤ感が残り続ける映画が嫌いじゃない方には、お勧めしたい作品でした👍
霜花店(サンファジョム) 運命、その愛
たまに韓国ドラマも見るのですが、以前観てハマった ”麗~花萌ゆる8人の皇子たち” というドラマと同じ時代背景+表紙が美男だったから、という理由だけで選んだ作品です…(ただのミーハーおばさん🤭)
観てみてビックリ❗❗❗ これは、家族とは決して見れないやつです…😵💦💦💦
基本、LGBTQ映画は一人でコッソリ見るので、私は大丈夫でしたが…😅
あらすじ
高麗の時代。近衛部隊の隊長ホンニムは幼いころから宮廷に暮らし、高麗王に溺愛され従順に仕えていた。(夜も💨)
政治的に元(モンゴル)から嫁いだ王妃との世継ぎ問題を解消する必要があったため、高麗王は ”自分の代わりに王妃を身ごもらせる” よう、ホンニムに命令する。
最初は複雑な想いで、王のために嫌々命令に従うホンニムと王妃だが、次第に心惹かれ合う仲になってしまい…
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普段、こういう同性愛がらみの三角関係の映画って、ほぼ同性カップルの方を応援してしまいがちなのですが…
今回は珍しく異性カップル(ホンニムと王妃)を応援してしまいました👍
それもこれも、超わがままで自己中な高麗王のせいです…🤨
この王様、ホンニムにゾッコン過ぎて(死語💨)かわいいところもあるんですけどね…
ホンニムに服や馬を買い与えたり、ア~ンして食べさせたり、おまえ似の子供が欲しい、とか…😍
でも、この王の純粋すぎる愛が、嫉妬に変わる時…こっわぁ~ってなるわけです、しかも権力最強なわけで…😵
ホンニムと王妃のベッドシーンをふすまをソッと開けて覗き見るシーンとか、ホンニムの帰りを寝ないで待ってるシーンとか、ただの恋する乙女…なんだけど…
最強の権力を持った恋する乙女は、タチが悪かった😱😱😱
身から出た錆なのに😠💨
作品はテンポもよく、とてもよく流れが出来てると思います。
いつバレるか、後半ずっとハラハラしてました😓
結末は…まぁ、致し方ありません…が😞
最後に王がホンニムに ”一度でも余はお前に愛されていたか?” と問うシーンがあるのですが、ホンニムの答えが予想外で…💨
あれは本心なのでしょうか…🤔
私的には、もう少し多めにホンニムと王妃の心の繋がりが見たかったかなぁ…
あと…ホンニム…
拷問受けた後、馬乗っちゃダメ~😵😵😵
ムーンライト (原題:MOONLIGHT)
2016年度アカデミー賞・ゴールデングローブ賞を受賞した作品。
高評価なので観たいと思っていたのですが、テーマ的に重いのは心に余裕がある時に…と思っていたら、今になっちゃいました😅💦
あらすじ
黒人貧困層の地域に住む内気な少年シャロンの半生を、
- 薬の売人フアンと出会い、父親のような存在の彼に少しずつ打ち解けていく少年時代。
- 学校でも家庭でも孤独で行き場がない日々に、唯一の親友ケヴィンと初めて触れ合う青年時代。
- 成人し、自然な流れで憧れていたフアンと同じ道をたどっている現在。
と、3部に分けて描いた作品。
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恵まれていない環境で育った一人の男性の半生を淡々と描いてあります。
困難な状況や理不尽な問題から救い出してくれるヒーロー的存在もいない(フアンもいなくなるし💨)、解決策も見えない、そんな超現実的な人生。
映画を観ているというよりも、自分とかけ離れた世界に住む男性のドキュメンタリーを観ている感覚でした。
映画の表紙になっている男性の顔は、少年、青年、成人したシャロンで形成されているのですが、劇中でもこの虚ろで寂しそうな眼が印象深いです。
生まれ持って与えられた境遇によって、そこから這い上がる気力も削がれ、ただ淡々と現実を受け入れ生きていく。
そんな中でも、母親を完全に憎めないやさしい心や、ケヴィンに対する純粋な想いがまだ存在することに、少しホッとしました😌
同性愛に対する描写はそんなに強くなく、どちらかというと、人種・貧困・ドラッグの方がよりダークに描かれている気がしました。

まとめ
今回は、Netflixで見ることができるLGBTQ映画の中から、G映画3本をご紹介しました🎵
いずれの作品も、単に視覚だけで楽しむものではなく😅💦 ストーリー的にもしっかり見ごたえがあり良作でした👍
今後も、ちょこちょこLGBTQ映画をレビューできたらと思っています。
そういえば…イマイチだった作品って省いてるけど、それらも紹介した方がいいのかな?🤔
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>